平成30年度 校長あいさつ


 本校は比企丘陵の裾野に位置し、豊かな自然と歴史に恵まれた学校です。「福田」の名が示すとおり、丘陵の谷地(谷津)の開口部を堰堤(土手)で塞いで造成したため池が数多く存在し、あちこちに谷津田が広がるたいへん牧歌的な景色の中で子供たちはのびのびと育っています。本校は明治6年、上福田の光栄寺本堂を仮校舎として「福田学校」と称して開校した伝統ある学校です。その後、学区の一部変更や校地の移転等を経て明治26年、現在の場所に校舎を新築し、同30年5月10日盛大に開校式が挙行されました。本校は、この日をもって開校記念日としており、今年で開校145年目を迎えます。
 平成30年度は、児童数は159名、8学級(2学級の特別支援学級を含む)でスタートしました。町内の他の学校と比べると小規模校ですが、地域の人々の絆や学校に寄せる思いも強く、素直で思いやりのある子供たちが元気いっぱいに学んでいます。
校庭の中央には「年々の 卒業見守る 楠の大木」と、『なめがわ郷土かるた』にも詠まれ、本校のシンボルツリーにもなっている樹齢100年を超える大きな楠(くすのき)があります。最近は老齢のせいか樹勢に陰りが見えてきたのが心配ですが、樹木医の手厚い治療を受けながら、元気に遊ぶ子供たちの成長をずっと見守り続けています。さらにこの大楠の妖精として子供たちがイメージしたマスコットキャラクター“クッキー”がすっかり子供たちや保護者の間に定着して愛されています。昇降口前には“クッキー”の石像がかわいらしく待っていますのでご来校の際はぜひご覧ください。
 校舎は耐震補強(平成23年度)の折、教室・廊下等の木質化が図られリニューアルし、学校全体に安らぎとぬくもりが感じられます。各教室内にはプロジェクターや大型モニターなどのICT機器も整備され子供たちの学習効率を上げています。また、校庭の斜面には「ヒメイワダレソウ」が植えられ、初夏になると一面に白い小さな花をつけるという大変充実した教育環境の中で子供たちは生活しています。このように教育環境整備に力を入れてくださる滑川町教育行政に対して校長として厚く御礼申し上げます。
 地域に根ざした学校、“おらが学校”の伝統を大切にしながら、「学校応援団」や地域の方々の力をお借りしながら、子供たちを真ん中に置いて教育活動が進められるよう教職員一丸となって頑張っていきます。
 福田小学校の“目指す児童像”は「学校教育目標」である「考える子」「思いやる子」「鍛える子」です。そして“目指す学校像”は「豊かな知と心と体を育て、一人一人を生かす学校」としました。このような子供たちを育てていくために教職員も子供たちも《 チーム福小! 本気・活気・いい笑顔!! 》で頑張っていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。

滑川町立福田小学校長    西 谷 和 彦